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アトラック®液剤

アトラック液剤

最終更新:
09.08.2019

殺虫剤

農林水産省登録: 
第22050号
包装: 
60mℓ×10本
有効成分: 
性状: 
淡褐色澄明水溶性液体
剤型: 
液剤

毒物及び劇物取締法

有効年限

  • 3年
  • 適用害虫と使用方法

    アトラック®液剤 適用表

  • 特長

    1. 薬剤の飛散がなく、散布が難しい場面でも安心してご使用できます。
    2. 注入した薬剤は速やかに分散し、長期間効果が持続します。
    3. 人畜毒性(毒物及び劇物取締法)は「非該当」です。
    4. 樹幹部に開ける穴の大きさが小さく、数も少ないことから樹木への影響は僅かです。
    5. 大きな防除機材や水を必要とせずに、騒音もなく周辺に飛散しないので、時刻や風向き等を気にすることなく施工できます。
    アトラック パッケージ

    作用機構

    対象害虫の中枢神経系のニコチン性アセチルコリンレセプターに作用を及ぼし、神経の伝達を阻害することにより樹木の害虫であるアメリカシロヒトリ、マツカレハ、プラタナスグンバイ、ヤシオオオサゾウムシ、デイゴヒメコバチに優れた効果を示します。

    上手な使い方

    サクラの場合

    アメリカシロヒトリの発生消長と防除時期(参考)
    アメリカシロヒトリの発生消長と防除時期(参考)
    アメリカシロヒトリ幼虫
    アメリカシロヒトリ幼虫
    注意事項

    落花直後や展葉初期には薬液が分散しにくいので、葉が十分に展開してから処理してください。
    さくらにおいては、早期落葉が発生することがあるので、銘木や老木等への使用は避けて下さい。
    ミツバチに影響するおそれがあるので、開花中は使用しないでください。
    花・葉・果実等を食用とするサクラには使用しないでください。

    マツの場合

    マツカレハの発生消長と防除時期(参考)
    マツカレハの発生消長と防除時期(参考)
    マツカレハ幼虫
    マツカレハ幼虫

    デイゴの場合

    デイゴヒメコバチの発生消長、防除時期(参考)
    デイゴヒメコバチの発生消長、防除時期(参考)
    デイゴヒメコバチ
    デイゴヒメコバチ
    使用する場合に特に注意を要する点

    花が咲いている時期に注入すると、薬剤が花に移行する可能性も考えられます。周辺にミツバチがいる場合は影響を及ぼすおそれがあるので、必ず花が散った後に注入してください。 

    ヤシの場合

    ヤシオオオサゾウムシの発生消長、防除時期(参考)
    ヤシオオオサゾウムシの発生消長、防除時期(参考)
    ヤシオオオサゾウムシ成虫
    成虫
    ヤシオオオサゾウムシ幼虫
    幼虫

    予防には:

    微害地域 5~6月頃に幹材積1m3当り600mlを注入します。
    激害地域 5月頃に幹材積1m3当り600ml、8~9月に同量を追加注入します。
    ※ 被害状況に応じて、1年間に3回以内の使用回数で注入してください。

    駆除には(被害が確認された時点):

    微害地域:幹材積1m3当り400mlを注入します。
    激外地域 幹材積1m3当り600mlを注入します。
    ※ 頭頂部の葉柄が倒伏したヤシ(末期症状)には駆除効果が得られませんので、頭頂部の葉柄が直立しているヤシ(初期~中期症状)にご使用ください。 

     

    さくら・まつ・プラタナス・けやきでの施工方法


    対象木の幹幹部にドリルを用いて穴を開け、その穴に本剤のノズルを挿入し薬剤を注入する。

    1. 穿孔方法
    • ドリル刃 木工用直径6mm 長さ10cm
    • 穿孔部位 地際から50cm高の健全な樹幹部。腐食部や陥没部、節などの部位やその直上直下は避ける。胸高より低い位置から枝分かれしている木は枝毎に穿孔し、注入する。
    • 穿孔角度 下方30~45度
    •  穿孔深さ 5cm程度
    1. 注入方法
    •  薬液が漏れないようにして注入孔にノズルを深く挿入し、しっかりと固定する。(ボトルの底を2~3回叩く)
    •  ボトルに目打ちで穴を開ける。
    1. 注入孔の後処理
    •  ボトルの薬液が完全に空になったことを確認し、空ボトルを回収する。
    •  注入孔に癒合剤を充填し、更に雨水等が浸入しないように被覆剤を塗布し、完全に密栓する。

    使用上の注意

    • 必要量を購入し、使い切ってください。
    • 他剤との混用はさけてください。
    • 降雨時の使用はさけ、できるだけ朝夕の涼しい時間帯に処理してください。
    • 低温下(0℃以下)で保管した場合、沈殿が生じる可能性があるので、よく振ってから使用してください。
    • 樹幹の胸高直径が6cm未満の小径木、移植後まもない木、空洞や腐朽部がある木、強剪定等で樹勢が弱った木、極端な老齢木への使用はさけてください。
    • 本剤のさくら、まつ、プラタナス、けやきに対する使用液量は、幹材積1m3当り400mlを標準としているので、矯正木や剪定木、胸高直径が30cmを超える大径木に使用する場合は、葉量、木の大きさ、枝張り等を勘案して適宜増減してください。
    • 本剤のデイゴに対する使用液量は、胸高直径に対する使用液量の範囲内で、矯正や剪定の有無、木の大きさ、枝張り、葉量等を勘案して適宜増減してください。
    • 本剤は、ドリル等で斜め下方に孔径4mm~6mm程度の注入孔を開け、薬液が形成層に触れないように注意して注入容器のノズル先端を押し込み樹幹注入してください。
      さくら、まつ、プラタナス、けやき、デイゴに使用する場合、注入部位は地際部~1m、孔深は5cm程度とするが、分枝、剪定枝、節、瘤、洞等の真下からの注入は薬液の分散が悪くなるのでさけてください。
      ヤシに使用する場合、注入部位は地上高50cm~1mの樹幹、孔深は10~20cmとし、注入部位に旧葉柄等が付着している際は取り除いてから樹幹注入してください。
    • 本剤を加圧注入する場合は、専用の注入容器を用いてください。
    • 注入孔が複数となる場合は、樹幹の周辺に等間隔に分散させてください。
    • 対象木が二股以上に分かれている場合、それぞれを1本の木とみなして所定量を処理してください。
    • 注入が終了した孔は、雨水や雑菌等の浸入およびヤニ流出を防ぐため、癒合剤や木栓等で充填して適切に処置してください。
    •  さくらに使用する場合、以下の項目を守ってください。
    1. アメリカシロヒトリ幼虫発生前~幼虫発生期に時期を失しないように処理してください。
    2. 落花直後や展葉初期には薬液が分散しにくいので、葉が十分に展開してから処理してください。
    3. 花・葉・果実等を食用とするさくらには使用しないでください。
    4. 個体や品種によって葉変色や落葉の時期が通常よりも早くなることがあるので、当該木に連続して使用しないでください。
    5. クビアカツヤカミキリ幼虫が樹幹内部に広範囲にわたり穿孔していたり、また、食害による被害が多数発生していたりする樹木では、防除効果が劣る可能性があるため、幼虫発生前~幼虫発生初期で処理してください。
    • まつのマツカレハ防除に使用する場合、幼虫発生前~幼虫発生期に時期を失しないように処理してください。
    • けやきのアメリカシロヒトリ防除に使用する場合、幼虫発生前~幼虫発生期に時期を失しないように処理してください。
    • ヤシに使用する場合、以下の項目を守ってください。
    1. ヤシオオオサゾウムシ幼虫発生期に時期を失しないように処理してください。
    2. 本剤の使用液量は、樹冠部の葉量に応じて、幹材積1m3当り400~600mlの範囲内で適宜増減してください。
    • デイゴのデイゴヒメコバチ防除に使用する場合、成虫発生前又は虫えい形成期に時期を失しないように処理してください。
    • ミツバチに対して影響があるので、ミツバチの巣箱およびその周辺にかからないようにしてください。

    環境保護上の注意

    • 本剤は自動車、壁等の塗装面、大理石や御影石等に薬液が付着すると変色する恐れがあるので、こぼさないように注意してください。
    • 本剤を河川、湖沼、海域および養魚池に廃棄しないでください。
    • 空容器等は必ず回収し、環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
    • 本剤の使用に当っては使用液量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、林業関係機関、林業技術者、病害虫防除所等関係機関などの指導を受けてください。
    • 水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがありますが、この登録に係る使用方法では問題ありません。
    • 容器の洗浄水、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。

    安全使用上の注意

    • 誤飲などのないように注意してください。
      誤って飲み込んだ場合には吐かせないで、直ちに医師の手当を受けてください。
    • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。
      眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
      使用後は洗眼してください。
    • かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
    • 作業の際は農薬用マスク、保護眼鏡、ゴム手袋または耐油性手袋、長ズボン・長袖の作業衣等を着用してください。
      作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
    • 街路、公園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や作業に関係ない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。

    水産動植物に関する注意

    • 通常の使用方法では問題ありません。
    • 花が咲いている時期に注入すると、ミツバチに影響を及ぼす可能性があります。開花期間中の注入はさけてくだい。
    • さくらにおいては早期落葉が発生することがあるので、銘木や老木等への使用はさけてください。

    貯蔵上の注意

    • 危険物第四類第一石油類に属するので、火気には十分注意してください。
    • 火気や直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく冷涼で子供の手のとどかない場所に密栓して保管してください。

    ※ 詳しい内容については、お気軽にお問い合わせください。