チビサクラコガネ
害虫
学名
Anomala schonfeldti Ohaus
形態
体長9~12mmの小型のコガネムシ。
体は黄褐色で背面は光沢のある緑色の個体が多いようですが、個体による違いが多い種で、全体に黄褐色の個体もあるようです。
害虫の生態
本州の関東以西、九州地方の海岸近くなど、土壌が砂壌土のゴルフ場で特に被害が見られます。
成虫は夜行性のため昼間に目にすることは少ないですが、発生のピークである6~7月にかけて、夜間に家の明かりに集まってくることが頻繁にあります。成虫の寿命は2週間程度で、その間、周辺の植栽の葉を摂食することがありますが、餌を摂らずに交尾、産卵することもあるようです。2週間前後の卵の期間を経て、幼虫となります。他のコガネムシ類と同様、蛹となるまでに3令を要し、1令幼虫は3~4週間前後、2令幼虫は2週間程度です。その後の3令幼虫による食害が最も激しく、8~9月頃に被害が多く見られます。