シバツトガ
害虫
学名
Pediasia teterrellus Zincke
形態
幼虫は最大2cm程度で茶褐色から暗褐色を呈しています。他のチョウ目の幼虫と比べるとやや細長い印象です。
成虫はうす茶色から灰褐色で、体長は1cm程度です。羽を体に巻きつけるようにしている細長い姿が特徴的です。
害虫の生態
成虫によって地表にばらばらと産み落とされた卵は約1週間で孵化します。幼虫期間は約1ヶ月で、その間に脱皮を繰り返しながら成長し、6令を経て蛹化します。2令をこえた幼虫は地中の比較的浅い場所にやわらかい袋状の苞(つと)と呼ばれる住まいをつくり、その中で暮らします。幼虫の食害する草種は主にベントグラスですが、バミューダグラス、コウライシバも食害の対象となります。蛹の期間、及び成虫の寿命はともに約1週間で、3回目もしくは4回目に発生した幼虫が越冬します。
防除のコツ

虫コラム

通常、ここまで気付かないことはありえませんが、一日でも早く発見することが大切です。