ヒメムカシヨモギ

ヒメムカシヨモギ(Erigeron canadensis L.)

説明

北アメリカ原産のキク科一年(越年)生雑草で日本全国に分布しています。オオアレチノギクと同様に直立した茎は高さ2.0m近くまで成長します。茎と葉の主脈、葉縁部に白色の長毛がまばらに生えているのが特徴で、葉を触るとザラザラとした手触りがします。

区分

一年生(越年生)キク科

生態

種子により繁殖し、一般に秋(10-11月頃)に発生して根生葉(ロゼット)で越冬します。その後春先から茎を伸張させて成長し、夏から秋(7-10月頃)に茎の上部に多数の分枝を形成して、その先に直径3mmほどの小さな頭花を多数つけます。頭花は中心付近の黄色い管状花とその周りの白い糸状の舌状花からなります。結実後、植物体は枯死します。なお、ヒメムカシヨモギは春に発生した個体がその年の秋に結実する場合があります。

発生環境

ヒメムカシヨモギは、光のあたる条件で発芽率が高くなることから発芽深度は浅くなる傾向があります。また休眠が浅いため結実落下後に短い時間で発芽することが可能です。土壌中の種子の寿命は比較的長い傾向にあります。種子の伝播は主に種子の伝播はおもに風、雨、動物によるとされています。

ヒメムカシヨモギ葉面
発生初期のヒメムカシヨモギ
ヒメムカシヨモギ茎部

発生消長

ヒメムカシヨモギ

発生時期の表記について
■  :多発生  :発生
ヒメムカシヨモギは秋期発生のものが多いですが、春期発生したものでも年内中に開花結実することが可能であるため一年中見かけることが出来ます。また、地域や生育環境によって発生時期、開花時期などが異なることがあります。