ヒメジョオン

ヒメジョオン(Erigeron annus Pers.)

説明

北アメリカ原産の越年生(一年生)雑草で日本には明治時代に入り、現在では全国に分布しています。直立した茎の内部には白い髄が詰まっており(中実)、上部で分枝して高さ30-150cmほどに生長します。根生葉(ロゼット)は長い柄のある卵形で鋸葉を持ちますが、茎につく葉の形は卵形~倒披針形でまばらに鋸歯があります。また茎と葉の縁には荒い毛が生えるため、ややざらついた手触りがします。和名は姫女苑です。

区分

越年生(一年生)キク科

主な発生場所

日当たりが良い肥沃地を好みますが、日陰や冷涼な気候、やせた土地にも耐えられます。コースではフェアウェイやラフに発生しやすいです。土壌の種類は選びません。

特徴

ヒメジョオンは秋の発生後はロゼット状(根生葉)で生育、越冬するため刈り込みや踏み付けに強く、越冬した個体が春先になると急激に生長する性質を持ちます。また種子による繁殖力が強いことに加え、種子には冠毛があるため風による伝播が起こりやすく、遠くまで種子の拡散が可能です。

生態

種子により繁殖し、根生葉(ロゼット)で越冬します。夏から秋にかけて発生が始まり、越冬後に茎が立ちますが、春に発生する個体もあります。主な開花期は春~夏ですが、10月ごろまで咲く個体もあり、茎の上部の枝先にキクの花に似た直径2cmほどの小さな頭状花を多数つけます。地上部は開花結実後の秋に枯死します。種子は長さ1mm弱の扁平長楕円形で淡茶褐色をしており、白い冠毛を持ちます。なお、ヒメジョオンの種子の伝播は風、雨、動物、人間などによるとされています。

ヒメジョオン花序
ヒメジョオン葉表面
越冬時のヒメジョオン

発生消長

ヒメジョオン

発生時期の表記について
■  :多発生  :発生
なお、地域や生育環境によっては発生時期、開花時期などが異なることがあります。