タマナヤガ対策

ゴルフ場では主に7月から8月にかけてベントグラスグリーンに被害を及ぼす害虫です。タマナヤガによる被害面積は広く、また成虫発生が少なくても産卵数は非常に多いため、適切な防除が欠かせません。

タマナヤガの特徴

多くの地域では年3回の発生となりますが、北海道などの寒冷地では年2回発生します。芝草などの茎葉に一つひとつ産み付けられた卵は約1週間で孵化します。幼虫は約1ヶ月の間にベントグラスグリーンなどを食害します。非常に大きな幼虫で、老齢になると4.5cm程度の大きさになります。老齢幼虫は地中の深い位置に生息し、夜間這い出てグリーンなどをボールマーク状に摂食します。蛹期間は1週間、成虫は2週間の寿命です。

幼虫
成虫

防除のコツ

  • 成虫を見たら要防除:1雌当たり産卵数は約1000個と、極めて多く産卵します。成虫が少なかったからと言って油断せず、成虫を少しでも見たら注意してください。
     
  • 早期散布:幼齢が進んで大きくなると薬剤が効きにくくなるため、幼虫の防除時期を把握し、若齢期のうちに薬剤散布することが大切です。
     
  • 散布は夕方以降:薬剤散布の時間帯は夕方以降がおすすめです。タマナヤガが夜行性であることと、殺虫剤によっては光により有効成分が分解されやすいからです。
タマナヤガ幼虫による被害の様子 1
タマナヤガ幼虫による被害の様子 2

発生時期と防除タイミング・ローテーションのご提案

  • 被害発生前、もしくは初期の散布が効果的です。
  • 同じ系統の薬剤の連用は避けます。ローテーション散布を心がけてください。
  • 地域、年次によって発生のタイミングは変化するので、日ごろの観察を怠らないようにします。

関連情報: シンジェンタアセルプリン

 

タマナヤガに登録がある薬剤例

(2013年グリーン農薬総覧より引用・抜粋・一部追記)

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